2010年7月19日月曜日

LTOテープからのデータ復元に関して

DICOMサーバーの画像データやDBをLTOテープにバックアップするのは多くの病院で行われている手法であると思います。しかし、障害の際に、実際にデータを復元できるかどうか試している病院は皆無です。というよりも未だそのような病院に出会ったことがございません。というよりも、バックアップはとっていても実際の障害がまだ無いので復元する機会がそもそも無いと言った方がいいでしょう。実際の障害があった病院に一度だけ会ったことがありますが、テープからのデータ復元ができず困ったそうです。しかもその困り方が半端なものではなく、半年前後、回復に時間がかかってしまったようです。半年経っても完全に回復したというわけではないそうです。私はテープからのデータ復元にはかなり神経質になっています。社内で復元の練習をしていても、できる時、できない時があり、それが何故なのかを調査しております。バックアップソフトにもいろいろな癖があります。バックアップの状態が多少不安定になっている際は、復元もできないことが多いですね~。としますと、いかに完璧にバックアップを取るかということになります。完璧にバックアップをとれていれば、復元も完璧にできる可能性が高いと。。。何か変な感じがしますよね。「完璧に復元ができる可能性が高い」という表現が。。。とすると、完璧にバックアップがとれていても、復元ができないことがありうるという意味になってしまいますから。実際、社内の練習ではそうです。完璧にバックアップが取れていることと、復元は別問題です。バックアップ時のサーバーの状態がどうであったかにもかなり依存します。何度も何度も実験をしているのですが、この問題の解決に向けてノウハウ構築に時間がかかると考えております。「バックアップ」、「復元」はそれだけ高いノウハウを必要とする地味な仕事だと考えております。その割にあまり評価されないというか、評価されずらいというか。。。。安心して仕事をするためにもこのノウハウの蓄積は極めて重要だと思っております。

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