2010年7月23日金曜日

医師会肺がん検診2重読影

肺がん検診の2重読影を行うS市医師会様にナナオの300万画素読影モニターをOsiriXとセットで納品致しました。その読影現場に約3時間立ち合わせて頂きました。やはり、300万画素の品質はいいですね~。黒過ぎたり、白過ぎたりすることが多いアナログ写真と比較しても読影はやりやすいと思います。読影の際、躊躇無く診断できるレベルの品質です。但し、売り手としては、モニターのキャリブレーションが心配です。読影モニターの場合、長期間使っていると、どうしてもグレースケールカーブが動いてくるのか、購入当初の明るさや濃淡レベルが維持できないことが多いです。タイミングをみて、キャリブレーションをかける必要があります。キャリブレーションキットは1セットで15万円前後してしまうし、面倒な作業ですので、ナナオのサービスにやってもらった方がいいかもしれません。これならば出張費用込みで数万円の費用でできると思います。それにしてもプロフェッショナルの肺の専門家は凄いですね。毎日のように肺の手術を行っている先生でした。写真の読み方が深いです。まさにプロの中のプロです。肺がんや肺気腫等に関していろいろアドバイスを頂きました。このような凄い先生が2重読影をしているのであれば、S市の患者さんも安心です。大変に勉強になる一日でした。こんな凄い講義はそうは聞けないです。

それにしても、医師会が行う2重読影の意義は相当に高いと感じています。このS市医師会様の場合、凄腕の肺の専門医師が2重読影をしておりますが、現場を見て、大変に感心致しました。読影にかける情熱、意欲は勿論のこと、プロとしての自覚、専門知識にただただ圧巻でした。2重読影つまりプロのダブルチェックで確実に診断漏れは防止できると思った次第です。これは肺がん検診のレベルを大いに上げることに寄与するでしょう。このようなハイレベルな検診を超格安で受けることができる日本人は幸せです。何だかんだ日本の医療行政が言われていますが、いい点は間違いなくあると思います。日本の素晴らしい一面だと私は思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿