2010年11月11日木曜日

OsiriXでの現在・過去画像比較の裏技

OsiriXを使って現在画像と過去画像を比較する方法です。マニュアルに恐らく記述されていないだろう早業です。師匠であるNewton Graphicsの菅野社長も知らなかった技です(他のユーザーで知っている方がいましたらごめんなさい)。

通常の推奨パターンでは、DB一覧画面で「Command」キーを押しながら、比較したい検査を選択して、「2Dビューワー」ロゴをクリックします。しかし、このやり方では、いちいちDB一覧画面に戻らないといけないので面倒ですね。他のコニカさんのViewer等では、「過去比較」といったボタンが用意されていることが多いです。その場合はこの「過去比較」ボタンを押すと、CT画像ならば過去の直近のCT画像が出てきますし、CR画像を見ていれば、過去の直近のCR画像が出てきます。

OsiriXではこの「過去比較」ボタンが無いので、他社のViewerよりも面倒臭いな~と困っていました。しかし、裏技を使うとこの面倒臭さが一挙に解消したのです。裏技は以下の通りです。

①まずは、過去比較をするしないに関係無く、見たい検査画像を見る。
②そうすると見ている患者に関して、撮影した過去の検査(CT、CR、MR等何でもあり)のサムネイルが左側に表示される。
③並列表示、比較したいサムネイル画像を右ワンクリックする。
④そうすると、現在画像と過去画像を並べて表示される。この時、過去画像という定義に係らず、単に並べて閲覧したい検査同士を並列表示すると解釈した方がよいでしょう。同じCR胸部画像の現在と過去であってもよいですが、例えば、CRの胸部画像とCT胸部画像を並列表示したり、CRの骨画像とMR画像を並列表示したり。。。。
⑤つまり、並列表示で見たい画像を単に右クリックして並べるだけです。
⑥マニュアル操作ですが、OsiriXのこのやり方はフィルムを手でシャウカステンに並列表示させる感覚に極めて近いと思います。う~ん、納得です。。。。。これは便利だ。。。。。

どうでしょうか。極めて簡単でした。これまでの苦労は一体何だったのかと。。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿