2010年7月26日月曜日

64GBのiPadの購入

習志野台整形外科内科の宮川先生、Newtonの菅野社長の影響を受けて、64GBのiPadを購入してしまいました。購入後、すぐにOsiriXをインストールし、dcm4cheeのDICOMサーバーやOsiriXのクライアントPCから、MR、CT、CR、内視鏡画像、エコー画像をQRかけて遊んでみました。かなり楽にQRできて面白いですね~。CR画像は難しいですが、CT画像ならばこのiPadで読影が出来てしまうと思えます。実際にはiPad端末で読影をすることは無いと思いますが、これぐらい簡単に画像のやり取りができてしまうと、何らかの用途開発が出来そうです。

医療画像の他、藤沢周平の小説をダウンロードしてみました。疑問に思った言葉はすぐにウェブ検索をかけることができる機能は大変に便利です。これまでわからない言葉があった時は、自分の場合、ウェブで調べていたので、連動しているのは便利過ぎる!!! 

ビジネスでのプレゼンにもかなり使えそうで、頼もしいです。

iPadを日常診療に使っている習志野台整形外科内科の事例

大変にお世話になっている習志野台整形外科内科の宮川先生がミクスオンラインの記事に掲載されました。以下、引用します。

http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/39399/Default.aspx

(以下、2010年7月23日公開のミクスオンライン記事からの引用文)

日常診療にiPad導入 治療の見える化の一助に 習志野台整形外科内科

iPadを診療に用いるクリニックが日本でも出始めた。千葉県船橋市の習志野台整形外科内科(宮川一郎院長)ではiPadを3台導入。これまでイラストやパンフレットを用いて行っていた患者への医療行為の説明を、iPadによるCG動画に変えたところ、「患者さんの理解度が飛躍的に高まった」という。レントゲン写真やCT画像、MRI写真を3D映像で患者に見せることもでき、治療の見える化につながったとしている。

同クリニックでは多い日で、1日当たり330人が来院する。これまでは製薬企業の患者説明向け資料やイラストで患者に説明していたが、限られた時間の中で十分な説明ができないケースもあった。そこで関節の痛みの機序や医療行為などをCG動画で説明したところ、短時間でも詳細に伝えられるようになったという。製薬企業などに現在、CG動画の開発要請も行っており、実現すれば、患者へのより良い説明につながると期待している。

また、8月には待合室を含めた院内のIT環境をより改善し、既存の手書きの問診票から、iPadによる問診票システムに切り替える予定だ。院内のペーパーレス化に加え、電子カルテとの連結もスムーズにして、問診票のカルテへの転記ミスや聞き違いなどの防止に役立てるねらいだ。
 
(以上、引用記事でした)

2010年7月24日土曜日

画像ソフトとDVD作成ソフトのconflict

最近、主体で使っているWindows XP ProfessionalのPCが不具合だらけで閉口してます。原因は画像関連ソフトのインストールし過ぎのようです。Photoshop、Canonのデジカメ編集ソフト、DVD作成ソフト、動画編集ソフト、その他画像関連ソフトをガツガツ入れていて便利だったのですが、conflictを起こしてしまい、まずはCanonのデジカメ編集ソフトが消えてしまいました。これには参りました。使用するためには、動画編集ソフトをアンインストールする必要があり、アンインストールするとまた使用可能な状態になります。従って、使用目的に応じてインストールするソフトを区別するようにしました。参った、参った。複数のPCを相当数用意しないと業務が止まってしまうので注意が必要ですね〜。

iPad、iPhone用のOsiriXの活用方法

先日お邪魔した習志野台整形外科内科の宮川先生のiPadのOsiriXでQRができなくなるトラブルが発生。設定内容に間違いが無いと思うのですが、何故か、Retrieveができない現象が発生してしまうのですね。このトラブルは私のiPhoneでも発生し、私の場合は、iPhoneを再起動することで原因となっているメモリ不足を解消することで解決しました。しかし、宮川先生の同じ症状は再起動しても解決できず、Retrieveできない状態が続いています。設定内容に問題が無いのに、Retrieveできず、out of resourcesのメッセージが出るのは、メモリ不足が原因だと思うのですが。。。あるいは、他のプログラムをインストールしているので、それとconflictしている可能性もあるか。。。。宮川先生のトラブルを解決すべく頑張ります。

2010年7月23日金曜日

医師会肺がん検診2重読影

肺がん検診の2重読影を行うS市医師会様にナナオの300万画素読影モニターをOsiriXとセットで納品致しました。その読影現場に約3時間立ち合わせて頂きました。やはり、300万画素の品質はいいですね~。黒過ぎたり、白過ぎたりすることが多いアナログ写真と比較しても読影はやりやすいと思います。読影の際、躊躇無く診断できるレベルの品質です。但し、売り手としては、モニターのキャリブレーションが心配です。読影モニターの場合、長期間使っていると、どうしてもグレースケールカーブが動いてくるのか、購入当初の明るさや濃淡レベルが維持できないことが多いです。タイミングをみて、キャリブレーションをかける必要があります。キャリブレーションキットは1セットで15万円前後してしまうし、面倒な作業ですので、ナナオのサービスにやってもらった方がいいかもしれません。これならば出張費用込みで数万円の費用でできると思います。それにしてもプロフェッショナルの肺の専門家は凄いですね。毎日のように肺の手術を行っている先生でした。写真の読み方が深いです。まさにプロの中のプロです。肺がんや肺気腫等に関していろいろアドバイスを頂きました。このような凄い先生が2重読影をしているのであれば、S市の患者さんも安心です。大変に勉強になる一日でした。こんな凄い講義はそうは聞けないです。

それにしても、医師会が行う2重読影の意義は相当に高いと感じています。このS市医師会様の場合、凄腕の肺の専門医師が2重読影をしておりますが、現場を見て、大変に感心致しました。読影にかける情熱、意欲は勿論のこと、プロとしての自覚、専門知識にただただ圧巻でした。2重読影つまりプロのダブルチェックで確実に診断漏れは防止できると思った次第です。これは肺がん検診のレベルを大いに上げることに寄与するでしょう。このようなハイレベルな検診を超格安で受けることができる日本人は幸せです。何だかんだ日本の医療行政が言われていますが、いい点は間違いなくあると思います。日本の素晴らしい一面だと私は思っています。

iPhone、iPad用のOsiriXへのDICOMデータのRetrieve

OsiriXソフトをiPhoneやiPadにダウンロードするためには2,300円かかりますね。Macパソコン用のOsiriXは無料ですが、これは仕方無いか。。。 それで、OsiriXのクライアントPCやdcm4cheeのDICOMサーバーからDICOMファイルをQRかけて実験していたのですが、Queryが出来ても、
Retrieveが出来なくなってしまいました。AEタイトル、IPアドレス、ポート番号等の設定を再度確認してもどうしてもRetrieveが出来ず、苦しんでいたのですが、Newton菅野さんのアドバイスで一発解決しました。結論は、何とiPhoneやiPadのメモリ不足でした(笑)!!! 数時間も苦しみましたが、答は意外に簡単なところにありました。。。。情けない。。。。

2010年7月21日水曜日

冷却扇風機付きの防護衣

冷却扇風機付きの防護衣が懇意にしております保科製作所から発売になっております。弊社にも販売推進用のサンプルを届けて頂きました。これがまた面白いのです。防護衣の中に冷却用扇風機がついており、汗知らずです。背中、脇、首元にス~っと冷たい空気が流れる仕組みで、アンギオ室で長時間いる医師、技師にぴったりですね。彼らの滴り落ちる汗を見ていると、是非とも、これを着用して欲しいな~って思います。高いですが、汗知らずです。私もこれを来て、蒸し暑い街中に出て行きたい気分です。

DICOMサーバーなのにQRさせてくれない!

最近、つくづく思うのですが、病院内にあるDICOMサーバーにQR接続させてくれない仕様になっているものがいかに多いことかと。先日もある診療所でDICOMサーバーにQRできないとの悩み相談がありました。訪問して見ると、DICOMサーバーとDICOM Viewerが同じメーカーのものであればQRできますが、他社のViewerであるとQRそのものができなかったりします。これでは何のためのDICOMサーバーなのかと。DICOMサーバーというのは、いろいろなクライアントにServeするためのものです。いろいろなクライアントからQRかけられてもそれに応じるのがサーバーですよね~。同じメーカー同士の限定付きサーバーということになります。困った話が多いです。dcm4cheeやOsiriXの長所はそれとは真逆で、DICOM接続がいとも簡単に出来てしまうし、QRも簡単です。クライアントのOsiriX自体をサーバー化して使うこともできます。DICOMの送受信、QR機能共に、サーバー、クライアント端末全てに附属しており、どの端末からどの端末に対しても、通信できてしまうという優れ物です。これに慣れてしまうと、他のサーバーやクライアントに触れた時、あれも出来ない、これも出来ないということのオンパレードになってしまいますね~。ある意味、困った、困ったです。

CT16列のユーザー病院

千葉富津市まで約100kmかけて、弊社遠隔読影事業のDocえいくんの説明に行って参りました。100kmはキツかったです。東京都心までの戻りの最中、1時間以上SAで眠り込んでしまいました。CT16列のユーザー病院ですので、スライス数は相当に多くなると推定します。千葉のクリニック、病院さんでは小型病院でも16列、64列がおり驚いております。東京と比較して、スペースが確保できるという利点はありますが、ここまでの気合いの入った投資を行う先生方に拍手! しかし、やはり16列は画像が綺麗です。

クールスタンバイ用のMacmini

う~ん、dcm4cheeのDICOMサーバーに支障が生じた場合の対処はクールスタンバイとホットスワップをフル稼働がいいかなと。サーバー自体は、XServeかMacProにしておき、Macminiをクールスタンバイ。外付けHDDはHDDをホットスワップのRAID6(内、2基をホットスタンバイ)、RAIDコントロールをDualのホットスワップ、電源もDualのホットスワップにしておけば相当なリスク低減ができると。現在、HDDのホットスワップごっこで遊んでいます。しかし、ホットスワップは便利ですね~、やはり。これならばPCに疎い女性事務員でも交換が簡単です。

dcm4cheeバックアップで悩むこと

dcm4cheeのDICOMサーバーの設計で相変わらず苦しんでおります。DICOMファイルやDBのバックアップに使うソフトに関してです。NetVault等の汎用ソフトを使うべきか、あるいはUNIXコマンドで設定してしまうか。。。LTO装置にバックアップするのでも、UNIXコマンドだけで可能ですが、社内での業務汎用化、協業会社との業務汎用化・標準化を考えるのであれば、NetVault等の汎用ソフトを使った方が便利かと。。。 データ復元時の稼働可能性を考えると、さらに、バックアップ時のdcm4cheeの停止の必要性、MySQLの稼働停止の必要性等も悩みです。NetVaultでは、MySQLのオンラインバックアップも可能ですが、Mac版OSでは対応ソフトが無いのが悩みです。この悩みの解決にあと数ヶ月かかりそうです。。。キツイな~

習志野台整形外科内科の宮川先生に感謝、拍手、OsiriXとiPad

昨日、習志野台整形外科内科に行って参りました。Newton Graphics社の菅野社長、その他大勢で(笑い)。訪問目的は、習志野台整形外科内科のOsiriX端末、iPad(計10台を予定)のDICOM QRを目的した無線接続のためです。コニカ社のCRからOsiriX端末にDICOM出力をし、OsiriX端末をサーバー化し、そこにiPadからQRをかけて、DICOMファイルをゲットするという。何のためにそんなことをするのか、院長の宮川先生に確認したところ、なるほど納得する答が返ってきました。患者さんの手術をする際、iPadを患者さんの横に置き、画像を見ながら、手術をしたり、理学療法士の方が画像を見ながら、施術を行ったりと。あくまで治療クオリティの向上のためと。画像を見ながらの手術、施術により治療クオリティの向上につなげていくことがメインですが、同時に患者さんにiPadを持たせ、自らの病気のこと、治療方法のことを動画像を見ながら、確認してもらうことも大事だと言っておりました。診察室のパソコンの動画像を見せるのではなく、患者さん自らがノートをめくるがごとくiPadを使い確認作業を行うことで、患者さんの意識レベルが向上すると。。私もこれには同感です。患者さんの当事者意識の向上は、病気に対する意識の向上、治療に対するモティベーション向上につながるでしょう。OsiriXとiPadの組み合わせに感心致しました。早速、僕もiPadを購入しますね。自ら使い込んでいかないと。。。。

宮川先生、本当にどうも有難うございました。患者さんが超多いのもうなづけます。

dcm4chee恐るべし

OsiriX、dcm4cheeの師匠であるNewton Graphicsの菅野社長から実務講義を受けました。他社のDICOMサーバーからdcm4cheeにデータを丸まる移管する方法に関してです。例えば、DICOMデータ、データベースのデータが6TBある等、大量にデータがある場合、どうやって迅速にデータ移管を行うか。。。 dcm4cheeを使って、他社サーバーからの乗り換え実績が多数あるNewton菅野さんのアプローチは素晴らしい。dcm4cheeのdcm4cheのDICOMコマンドで見事、一挙に乗り換え成功! 参りました。これで、データの乗り換えの心配が消えました。しかし、dcm4cheeは便利です。乗り換えがこれだけ簡単に出来てしまうと。。。。

2010年7月19日月曜日

読影センターの先生ありがとうございました

7月17日土曜日はいつも弊社の遠隔読影事業「Docえいくん」でお世話になっている読影センター(名古屋城北放射線科クリニック)の読影専門医の方々に挨拶に行って参りました。センター移転のために新しい事務所を拝見に行って参りました。大学でそれなりの実績のある方ばかりなので安心しております。やはり読影現場を見るとこちらも気合が入ってきますね! 遠隔読影事業「Docえいくん」は彼らの真摯な仕事、責任感で成り立っている事業です。なお、DICOMサーバーの運営方法、管理方法もいろいろアドバイス頂き、感謝、感謝です。有難うございました!

サーバー用HDDに関して

サーバー内やデータ保管用の外付けHDDに使用するHDDは全て同じものにする必要がありますね~。ホットスワップ対応になっていて、HDDが破損した際、別なメーカーのHDDや同じメーカーでも異なる型番のHDDをスワップした場合、RAIDが機能しなかったり、認識が不安定になったりと。。。従って、サーバー内のHDD、外付けHDDのHDDは全て同じメーカー、型番のものにしておき、いざという時にいつでも交換できるような体制にしておくことがやはり望ましいかなと痛切に思っております。RAID5でもRAID6でも、HDDに支障が生じた際、交換差込みまで多少のユトリはありますが、同じHDDを入手するまでは通常であれば数週間時間がかかってしまいますので、入手するまでにもし他のHDDに支障が生じた際はデータ全滅のリスクがあります。これを思うと怖くて眠れませんよね。ですから、同じメーカー、型番のHDDをたくさん在庫しておき、支障の際はいつでもスタンバイ、交換の段取りになっていないと意味が無いです。この点、留意して参ります。

MacとWindows

最近、Macはここ数年で大分、良くなってきているな~と思っております。UNIXベースなので、OSが安定しているし、Windowsと異なり、時間が経つと極端に速度が遅くなるという現象も無いです。Windowsの場合、購入して1年も経過すれば相当に遅くなりますよね。これは避けることができないWindowsの欠点だと思います。メールや文字入力の際に相当にイライラすることが多いです。そのような時は一度、電源を消して、再起動かけたり面倒です。自分の場合、特にメールソフトやワードを使う時に動作が極端に遅くなり、業務遂行が困難になる時があります。購入して約1年経過したぐらいですが、もうそのような現象が出てきます。社員の中には再インストールしている者もいます。私もどれだけ再インストールしたいと思ったことか。。。昔のMacはUNIXベースではなく、純粋MacOSだったですが、その時は頻発する爆弾に苦しみました。今は皆無に近いです。もっとも、用途をかなり限定して使用はしていますが。。。

Macmini侮れず

MacminiにOsiriXをインストールして使用していますが、実はMacminiはビデオ2系統の出力が標準でできるのですね~。ビデオカードを増設しなくても2画面構成ができるのが嬉しいです。しかも、ナナオ等のキチンとした医療用読影モニターの接続も専用ビデオカードを追加で購入せずとも、接続設定ができてしまうというメリットがあります。これは本当に買いです(笑)。弊社の場合、社内にDICOM Viewerが全部5種類あるのですが、今は、Mac用のOsiriXしか使っていないです。過去画像との時系列比較やその他の設定も本当にやりやすく、これに慣れてしまうと他が使えなくなってしまいました。OsiriXを使い始めてもう1年になろうとしていますが、今のところ、他のViewerに浮気する気持ちはありません。

LTOテープからのデータ復元に関して

DICOMサーバーの画像データやDBをLTOテープにバックアップするのは多くの病院で行われている手法であると思います。しかし、障害の際に、実際にデータを復元できるかどうか試している病院は皆無です。というよりも未だそのような病院に出会ったことがございません。というよりも、バックアップはとっていても実際の障害がまだ無いので復元する機会がそもそも無いと言った方がいいでしょう。実際の障害があった病院に一度だけ会ったことがありますが、テープからのデータ復元ができず困ったそうです。しかもその困り方が半端なものではなく、半年前後、回復に時間がかかってしまったようです。半年経っても完全に回復したというわけではないそうです。私はテープからのデータ復元にはかなり神経質になっています。社内で復元の練習をしていても、できる時、できない時があり、それが何故なのかを調査しております。バックアップソフトにもいろいろな癖があります。バックアップの状態が多少不安定になっている際は、復元もできないことが多いですね~。としますと、いかに完璧にバックアップを取るかということになります。完璧にバックアップをとれていれば、復元も完璧にできる可能性が高いと。。。何か変な感じがしますよね。「完璧に復元ができる可能性が高い」という表現が。。。とすると、完璧にバックアップがとれていても、復元ができないことがありうるという意味になってしまいますから。実際、社内の練習ではそうです。完璧にバックアップが取れていることと、復元は別問題です。バックアップ時のサーバーの状態がどうであったかにもかなり依存します。何度も何度も実験をしているのですが、この問題の解決に向けてノウハウ構築に時間がかかると考えております。「バックアップ」、「復元」はそれだけ高いノウハウを必要とする地味な仕事だと考えております。その割にあまり評価されないというか、評価されずらいというか。。。。安心して仕事をするためにもこのノウハウの蓄積は極めて重要だと思っております。

DICOMサーバー、DICOMビューワーのQR機能

最近、いろいろな病院に入って、DICOMサーバーやDICOMビューワーを見させてもらっていつも思うことがあります。QR機能が開放されている病院がいかに少ないことか。。。。 自社のDICOMサーバーとDICOMビューワーの組み合わせ以外はQRに対応できなかったり、できても相当な費用(100万円前後)のQR設定費用がかかったりと。設定に関わる時間は約10分前後しかかからないものであっても、QR設定費用が法外にかかったり、病院の資金繰りに影響を与えそうなことが実に多いな~と感じています。DICOM接続ライセンス料も異常に高いですね~。医療業界のこのような設定費用やDICOM接続ライセンス料の高さには本当に驚いております。私はもともとが医療業界の人間ではないので、医療業界の常識がどうも理解できず苦しみます。まさに医療業界の常識は他業界の常識とはかけ離れているところもあると感じております。このへんの価格設定に疑問を感じる病院様が多いことを感じております。弊社も何とかこの点の課題を解決できるような事業を展開していければと考えております。これからの病院経営においては、質が高い医療をどのように低コストで実施するかが鍵の内の一つであるでしょう。病院経営も民間企業と全く同様な経営手法が求められている時代です。当然、同じことをするのにコストがかからない方法が無いかどうかを調べることは必要な時代だと感じています。従来型の経営ではもはや資金繰り的に相当にキツイと思います。あたり前と言えばあたり前でしょうけど。。。陳腐なコメントでした。。。。

2010年7月7日水曜日

dcm4cheeのDICOMサーバーとアップルのOsiriXのDICOM Viewerの組み合わせ

dcm4cheeのDICOMサーバーとアップルのOsiriXのDICOM Viewerの組み合わせはやはり最高だと思っております。大手企業のPACSやサーバーを販売してきた我が社のこれまでの事業スタイルを覆すほどのインパクトのある組み合わせです。構築費用がべらぼうに格安となること、その後の拡張性が高いこと、モダリティの接続が簡単で費用もかからないこと、クライアントViewerが増えても接続が簡単で接続費用がかからないこと。何より大容量のデータベースが超格安で構築できること。メリットを挙げれば相当数出てきます。デメリットはdcm4cheeOsiriXもオープンソースのソフトであることです。大手企業のバッチリとしたサポートが受けられないこと。これは欠点でしょう。しかし、Linuxと同様でオープンソースのソフトに対する偏見さえなければお堅い医療業界と言えども、使っても問題無いと思います。万が一のリスクがどういうものがあり、それに対してどのように対処するかを事前に想定して決めておけばよいと考えます。弊社では、障害時の対応マニュアルを作成しております。どのような障害が予想され、その障害に対して、どのように対処すればよいのかです。覚悟を決めて、コストを劇的に下げるのも手だと考えております。

サーバーのバックアップに関して

最近、サーバーのバックアップ、データの復元に関してはまっております。弊社の事業の中でDICOMサーバーの構築、販売がありますが、その際にもデータのバックアップやデータの復元は極めて重要なことであると考えております。データをどのようにバックアップするべきか、RAIDはどのように組むべきか(RAID0、RAID1、RAID5、RAID6、RAID10等)、RAID カードを使ったハードウェアRAID、ソフトウェアRAID、外付けHDDへのバックアップ、LTOテープライブラリ装置、LTO単独ドライブ装置、バックアップソフト(NetVaultは代表的なソフトです)等、検討しなければいけない点が盛りだくさんあって実に面白いですね! 営業時間終了後の深夜にOSが壊れた場合、データ格納部分が壊れた場合等でいろいろとデータの復元を試みて、どれが一番効率的な復元方法なのか検証して遊んでいます。データの復元が出来ないことがあったりして、その原因を探ったりと。。。。真剣にはまっています。こんなことに病的にはまっているSI屋はあまりいないだろうなと。。。しかし、これはサーバー運営では極めて重要なことであり、このノウハウ蓄積は弊社の差別化ポイントになると思っております!

画像品質に関して思うこと

いろいろな病院やクリニックで胸部X線画像を読影している先生から意見を聞いて来て思ったことがあります。胸部X線画像の品質に関してです。DICOM Viewerで見るデジタル画像、CRフィルムの画像、アナログフィルムの画像のどれが一番、品質が良く、見落としが無く、誤診のリスクが低いかという点です。多くの医師、技師の方の意見では、自動現像機の精度管理(現像液、定着液の鮮度管理を含む)がバッチリ出来ていて、撮影手技が完璧であり、X線装置の状況も完璧であれば、アナログフィルムの画像品質が一番高く、次がCRフィルムで、最後にDICOM Viewerのデジタル画像だと。。。。しかし、現実的には自動現像機の精度管理が厳密になされることは大変に手間がかかりコストがかかること、さらに、撮影手技を完璧に出来る方がいない場合のアナログフィルム画像の品質は読影する側が多少ビビるほど悪くなる場合があります。それに対して、CRフィルム、DICOM Viewerで見るデジタル画像の品質は、アナログフィルム画像の品質よりもずっと安定していると。ずば抜けて素晴らしいものではないにしても、読影の際の誤診のリスクを低減できる、とういうより読影を安心してできるレベルの品質が確保されていることが多いと。さらに、CRフィルムはDICOM Viewerで見るデジタル画像よりも濃淡の度合い等がもっと表現されていることが多いとのコメントでした。DICOM Viewerでのモニターも300万画素の医療用読影モニターであればずっと高い品質の画像を見ることができて、誤診リスクが低減すると。。。。

結論として、撮影手技の体得が難しい、そして自動現像機の精度管理が必要なアナログ撮影よりもデジタル出力した方が読影に耐える品質の画像を得やすいと考えております。

CRフィルムプリントに関して

コニカミノルタヘルスケア社製や富士メディカル社製のCR装置を導入し、フィルムレス運営をしている病院様にCRフィルム印刷の受託サービスが最近、評判です。弊社では、「プリントくん」という名称でサービスを提供しています。最近、このプリントくんのオーダーが増えてきておりますが、これは肺がん検診の時期なのが原因でしょうか。医師会によっては未だフィルムでの提出が求められている先があるようです。弊社はコスト削減、及び読影品質向上のためにフィルムレスを提唱していますので、弊社の考えとは逆行してしまっておりますが、フィルム印刷の需要がある以上はそれに応えていきたいと考えております。

アップルPCを利用したDICOM Viewer OsiriXの推進

最近、アップルのPCで動くオープンソースのDICOM ViewerソフトOsiriXに惚れてます。無料ソフトですが相当にデキが良く、数百万円する大手企業のDICOM Viewerを販売していた我が社の事業スタンスが変わったほどです。この無料ソフトの普及を現在、検討しています。もっとも、無料とは言え、いろいろカスタマイズする必要が出てくる場合、弊社の登場となりますが。。。 弊社はこのOsiriXを医師会の肺がん検診の2重読影用のViewerとして推進しております。又、クリニック、診療所、病院でのDICOM Viewerとしても全く問題無い機能を備えたものとして推進しております。無料ですので、資金繰りを圧迫することなく導入可能であり、接続も簡単ですし、操作も簡単ですので、導入メリットは大だと考えております。今後、このOsiriXに関して情報提供をバシバシやっていきます。又、OsiriXのマニュアルの翻訳も北海道の師匠であるニュートングラフィックス社と一緒にやっていきたいと考えております。

DICOMサーバーの構築

弊社でガッチリ安全、格安、接続簡単なDICOMサーバーの構築事業を開始しました。サーバーのOSはLinux、あるいはMacOS Serverです。DICOMサーバーのソフトはdcm4cheeのオープンソースのソフトを使用しますので格安に構築することが可能です。イメージですが、2TB〜8TBの容量を持つDICOMサーバーが相当に安価に構築可能です。大手企業であれば1,000万円はオーバーする仕様を300万円前後にまで落とすことが可能です。データバックアップは外付けのHDDとLTOテープライブラリの2つを用意します。外付けHDDは障害時のデータの復元性を容易にするために用意します。LTOテープライブラリは、サーバー内蔵のHDDや外付けHDDが全滅した場合のまさかの時の復元のために用意します。これは最悪の場合の保険のようなものですね。外付けHDDとLTOテープライブラリーの両方でのバックアップを用意すると、大手企業のDICOMサーバーであれば相当に高価なものとなるでしょう。それを激安で提供しようと考えております。データバックアップの仕組みをキチンとガッチリと備え、まさかの時にデータ復元を迅速に行えるように日頃からデータ復元の練習には励む計画です。これは社内でのサービス担当者の訓練メニューに入れております。

又、弊社のDICOMサーバーはモダリティとの接続やクライアントViewerとの接続に関しては追加のライセンス費用はかかりません。これは接続数が多くなると費用の大きな削減に寄与するでしょう。

今後、このDICOMサーバーを使った情報提供を頑張って参りますね!

2010年7月5日月曜日

遠隔読影への思い


当社では、「Docえいくん」という診療所、クリニック様に気軽に導入、利用して頂ける高品質な遠隔読影サービスを提供しています。このサービスへの思いを、これから書いて参ります。医療業界における価格破壊を目指します。医療業界と言えば、「高価格、重いシステム、敷居が高い、気軽でない、設定が面倒、接続が面倒」といったネガティブな面が多く見られます。弊社では、逆に、「激安、軽いシステム、敷居が低くすぐに始められる、気軽、設定が簡単(5分程度)、接続が簡単」といったコンセプトでガンガン行きます。

医療業界でもこのようなコンセプトが普及できるのではないかと思っております。これで病院様の診断の品質向上、コスト大幅削減に寄与できるものと信じております。ここに弊社の存在価値が出てくるのではないかと。。。。